子どもたちに次のように投げかけます。
「折り紙が50枚あります。20枚」
問題文をここで止めます。これを見た子どもから,次々と声があがります。
「問題作りだ!」
「このあとも続くから,『。』がないんだ」
「これって,2月9日の『25枚あります』の問題と似ている」
今回の問題場面と,2月9日の問題場面が似ていることをノートを検索していくことで,子どもたちは見つけてきました。
その後,続きの問題文とそれに当てはまる式と答えをノートに書かせます。それらの中のいくつかを,板書させました。
板書した問題文を,全員で考えて式化していきます。いくつかの問題を解き終えた時です。子どもから次の声があがってきました。
「50+20+100+11と50+20は最初の式が同じだ」
「オナジンだ」
「50+20ー10と50+20も最初が同じだから,オナジンだ」
算数の学習では共通点に気付くことは大切な数学的な見方・考え方の一つです。「オナジン」というキーワードを使いながら,子どもたちは共通点を進んで見つけていくことができました。
本問題は「板書シリーズ1年下」(東洋館出版社)を参照しています。また「オナジンン」は,私が編集している学校図書の算数教科書に登場する数学的な見方・考え方を象徴するキャラクターです。