2024年2月18日日曜日

オナジン発見!

 子どもたちに次のように投げかけます。

「折り紙が50枚あります。20枚」

問題文をここで止めます。これを見た子どもから,次々と声があがります。

「問題作りだ!」

「このあとも続くから,『。』がないんだ」

「これって,2月9日の『25枚あります』の問題と似ている」

今回の問題場面と,2月9日の問題場面が似ていることをノートを検索していくことで,子どもたちは見つけてきました。

その後,続きの問題文とそれに当てはまる式と答えをノートに書かせます。それらの中のいくつかを,板書させました。

板書した問題文を,全員で考えて式化していきます。いくつかの問題を解き終えた時です。子どもから次の声があがってきました。

「50+20+100+11と50+20は最初の式が同じだ」

「オナジンだ」

「50+20ー10と50+20も最初が同じだから,オナジンだ」

算数の学習では共通点に気付くことは大切な数学的な見方・考え方の一つです。「オナジン」というキーワードを使いながら,子どもたちは共通点を進んで見つけていくことができました。

本問題は「板書シリーズ1年下」(東洋館出版社)を参照しています。また「オナジンン」は,私が編集している学校図書の算数教科書に登場する数学的な見方・考え方を象徴するキャラクターです。