2024年7月20日土曜日

クラスの平均人数

子どもたちに,「関東小のクラスの人数の平均は何人ですか?」と尋ねます。
1年 30人
2年 34人
3年 36にん
4年 32人
5年 31人
6年 35人
子どもたちは,計算を始めます。
(30+34+36+32+31+35)÷6=33
全員がこのように計算を進めます。ところが,計算途中で「多すぎ」と声が聞こえてきました。そこで,この声の意味を共有していきます。
「人数が多くて計算が大変」

すると,この声を聞いた一部の子どもが「あっ!」と声をあげます。それと同時に片手を目の前にあてる仕草をする姿が現れます。一体なにをしているのでしょうか。この姿の意味を読解・共有していきます。

「全部3になってる」
「十のの位が全部3だから,そこを隠す」
「だから一の位だけ計算する」
「0+4+6+2+1+5=18,18÷7=3」
「それってなに?」
「十の位は同じだから,一の位だけの平均を求めている」
「一の位の平均は3。十の位の平均は30だから,合わせて33」

十の位が同じ場合の特殊な事例での平均の求め方を考えました。