昨日は淡路島の5人の子どもたちと,算数授業を行いました。授業スタート時は,3人でした。その後,野球大会が終わった2人が会場入りしました。学年は4年生から6年生の3学年構成。学校もバラバラでした。
虫食い算を完成させていく授業でした。見えている数字が1の問題,2の問題と進んだところで,次の声があがりました。
「91,92となったから,次は93が来る」
見えている数字が3の問題では,たされる数が93になるという予想です。私が想定していた展開とは異なる声ですが,とてもよい気付きでした。
そこで,「3の問題では,本当に93になるのか確かめよう」と投げかけ,見えている数字が3の問題に挑戦します。
挑戦が始まってしばらくすると,たされる数が93の式があることを5人全員が発見します。さらに,「3つある」「式は3つ」と新たな気付きの声があがります。
完成した式を,ホワイトボードにまとめます。結果は,子どもたちの気付き通りの3つです。すると,今度は次の声があがります。
「数によって変わる」
短いフレーズですが,素晴らしい言葉です。この声の意味を読解していきます。
「1で1個,2で2個,3で3個になっている」
「4なら4個になる」
見えている式の数字と完成する式の種類数が等しくなることを,5人で共有していきました。そこで,子どもたちの予想が正しいのかを実験します。
しばらくすると「4つあった」と声がします。子どもたちの予想通りの結果となりました。授業はここで時間切れとなりました。子どもたちは,
「5なら5個,6なら6個,7なら7個,8なら8個,9なら9個」
とその後の虫食い計算の種類数を予想しました。5人の子どもがいたので,1人がどれか1種類の数字を夏休みに実験することをお土産としてエンディングを迎えました。
5人の子どもたちでしたが,愉しく授業を進めることができました!