「人間と犬,速いのはどちら?」
子どもたちに投げかけます。 これを聞いた子どもたちが声をあげます。
「同じ長さを同時にスタートしたら分かるよ」
「同時じゃなくて別々でも分かるよ」
「例えば50m走なら,それぞれ何秒か調べたら分かるよ」
「秒をそろえても分かるよ。1秒で何m走るかでも分かるね」
子どもたちは,長さか時間をそろえたら比べられると考えました。
そこで,子どもたちにそれぞれが走った動画を見せます。見ただけでは,長さも時間も分かりません。子どもたちは,それぞれの情報が欲しいと声をあげます。そこでこれらの情報を提示します。
人 31m 5.9秒
犬 21m 3.9秒
子どもたちは「中途半端」と声をあげます。それと同時に次の声が続きます。
「1秒の平均が使えそう」
「1秒で何m走るかを調べたらいい」
「4ます表にしたらわかりやすい」
そこで,4ます表から1秒当たりに走る長さを計算していきます。
結果は,人は5.3mで犬は5.4mでした。わずかな差で犬が速いことが分かりました。
一方,1m当たりに進む道のりを計算した子どももいます。人は0.19秒で,犬は0.18秒でした。
子どもたちは,1秒当たりの方が比べやすいと考えました。
その後,人が勝てそうな動物を速さを考えていきました。カンガルー,ペンギン,野ウサギを調べました。いずれも人間の方が速いことが分かりました。
ここまでの比べ方は,1秒当たりの道のりにそろえることで速さを比較しています。秒速の導入でした。