盛岡の6年生に授業公開を行いました。
「どこの丸からスタートしたら一筆書きが完成しますか」
このように投げかけて,一筆書きに挑戦していきました。途中で,子どもたちはスタート位置の丸の秘密に気が付いていきました。
「真ん中からスタートしている」
「真ん中だから試したけど,できない」
「上に丸がないから,真ん中でもできないんだ」
「それなら最初のやつも上に丸がない」
「90°回したら,上に丸ができる」
「最後のは回すと丸がなくなる」
「上と下に丸があるとできる?」
「3本の線が生えたらできるんだ」
子どもたちは,途中から一筆書きができる丸の秘密に気が付いていきました。しかし,そのきまりが当てはまる図形と当てはまらない図形がある事実に出合います。いろいろな試行錯誤を経ながら,最後は「3本の線が生えたらできる」というオイラーの定理に行きつきます。次々の新たなきまりを見つけていく素敵な子どもたちとの1時間でした。