子どもたちに次の問題を提示しました。
「□円の20%引きは2000円です。□は何円ですか」
問題に取り組んでいる一部の子どもが,次の式を書いていました。
「2000×(1+0.2)」
この式を書いた気持ちを読解します。
「20%引きだから,それをたして考えた」
「引いたからたした」
このように考えたくなる気持ちは分かります。しかしです。
「それは昨日の考えだよ。昨日は,1に0.2をたした」
「でも,今の問題は1から0.2を抜いていく」
「だから,2000円が0.8倍になる」
引く20%をたしていくのか,本当に引いていくのか。問題場面によってその手続きは変わっていきます。今回は図を使うことで,その場面を明確にしていくことができました。