1年生のこの時期は,何時・何時半までの時計の読み方を学習します。単に,4時や6時半というだけではおもしろさはありません。
そこで,2人1組でじゃんけんをして時計模型を使ったゲームを行うことにしました。スタートは12時です。グーで勝ったら長針を半分(30分)進めます。チョキで勝ったら長針を1周(1時間)進めます。パーで勝ったら長針を1周半(1時間30分)進めます。
勝った人は,針を動かした後で相手に「2時半です」などと言って時計を見せます。相手は,申告された時刻と時計模型の針が対応しているのかを判定します。これを繰り返し,時刻が相手よりも先に進んだ方が勝ちというゲームです。
このゲームは,異常に盛り上がります。ゲームですが,そこで行われていることは時刻の学習です。しかし,子どもたちにはその感覚はないようです。永遠に集中してゲームに熱中しています。子どもたちが熱中すればするほど,何時・何時半の読み方が定着していくのです。学びと楽しさが両立するゲームですね。
このゲームのアイディアは,私の師匠である田中博史先生から教えていただきました。
次回は,針を戻すルールも入れてみようかなあ・・・。