「四角形の□倍の拡大図を作図しよう」
このように投げかけます。ノートに,一般四角形を自由に作図させます。その後,□の中に2を入れます。2倍の拡大図を作図します。ほとんどの子どもたちが,最初の図形の隣に2倍の拡大図を作図しました。
ところが,元の図形からつなげて作図をする子どもの姿が見えました。そこで,その作図方法を少しずつ書き方を見せながら共有していきます。
その後,全員でこの方法を実験します。作図を終えた子どもからは次の声があがります。
「手間が省ける」
「角度の情報いらない」
「やりやすい」
「簡単!」
「これって,No.77の画用紙を半分に折っていった勉強と似ている」
比の学習の1時間目の問題場面とリンクした声です。子どもたちに大好評の作図方法でした。そこで,次は新たな四角形を作図し,「中に入れる式」と子どもが命名した方法で,2倍・3倍・4倍の拡大図を作図しました。