子どもたちに「同じ形のペアを探そう」と投げかけます。
5種類の長方形を提示します。先ずは見た目で「同じ形」に見える長方形を探します。ところが,この判断が子どもによって大きなズレが生まれてきました。
すると「昨日みたいに長さを教えてほしい」と声があがります。そこで,それぞれの長さを順次提示していきます。子どもたちは,それぞれの図形の比の値を求めていきます。その結果,①と③の長方形が同じ形であることが分かりました。
①は3:2なので比の値1.5
③は4:6なので比の値1.5
これ以外の長方形はいずれも比の値が異なりました。したがって,同じ形とは言えません。すると子どもたちは「④の横の辺を少し伸ばしたら同じ形ができる」と,形を少し変形することで「同じ形」を作ろうと考えました。後半は,提示された長方形を変身することで,同じ形を作る学習に取り組みました。