「学校の地図は何分の1の縮図になっていますか」
このように尋ね,学校の航空写真を配布します。子どもたちは,口々に何分の1になるのかを予想します。しかし,その数値はバラバラです。
そこで,本当の縮尺を求めます。まずはどこの長さを測定したら,何分の1になるのかがわかるのかを考えました。子どもたちは,長い距離よりも短い距離を測定した方が簡単だと考えました。
長方形の校舎の短い辺の長さや,アリーナに一部だけ飛び出した部分の長さを測定しようと考えました。班毎に,測定位置を決めます。その後,巻き尺を持って実際の長さを測定にいきます。
その後,その長さと地図上の長さを比較し,計算で何分の1になっているのかを調べました。
結果は,最小値が1/930,最大値が1/1133となりました。概ね1/1000前後となりました。
縮尺の意味を学校の地図から実験を通して学んだ時間でした。