2023年5月1日月曜日

10はあるかな?

 本実践は,板書シリーズ1年上(東洋館出版社)の教材を活用したのものです。

「子どもたちに10はあるかな」と尋ね,右の25ますの数表を提示します。

子どもからは「10はない」と声があがります。10そのものは,表にはありません。しかし,すぐに「9と1で10ができるよ」と声があがります。複数の数字を組み合わせることで,10ができるという気付きです。この視点に立てば,もっとたくさんの10を作ることができそうです。

4つの事例を全体で共有した後は,右と同じ表を配布し各自で10を探します。

その後,別の表でも10探しを行います。2つの数の組み合わせだけでなく,3つや4つの数の組み合わせで10を見つける子どももいました。

その後,「みんなも自分で問題を作ることができるかな?」と投げかけます。ノートに,25ますの数表を自作させることにしました。子どもたちは,ランダムに1〜9の数字をますに記入していきました。

その後,自分の問題を自分で解いていきました。すぐに10を見つけられる子どももいれば,なかなか10が見つけられずに苦労をしている子どももいました。偶然かもしれませんが,右下に5が集まり,簡単に10を作れる子どももいました。

問題の自作は板書シリーズにはない展開です。1年生の子どもでも,自作できますねえ。