子どもたちに,次のように投げかけます。
「ニコちゃんマークの裏の数字はいくつかな?」
1〜100の数表に描かれたニコちゃんマークの裏の数字を考える問題です。最初に提示したのは,右の問題です。子どもたちは,この数字を44だと断定しました。そこで,その見つけ方を尋ねます。「41の横は,42,43・・・と1ずつ増えるから,44になる」
「縦に見ると,4,14,24・・・と10ずつ増える。一の位は全部4だから,ニコちゃんマークは44になる」
「31のところも,横が同じようになっている。31,32,33・・・と1ずつ増えている」
縦の見方・横の見方が生まれてきました。2問目は,右の問題です。この問題は,1問目と同じように横や縦の見方を使えば,ニコちゃんマークの裏の数が分かります。一方,「もっと,わかりやすい方法がある」という声も聞こえてきました。
「斜めを見ると,1,12,23,34と一の位が1,2,3・・・と1ずつ増えるから,ニコちゃんマークの裏は78」
「十の位も,同じように1,2,3・・・と変わっている」
斜めの見方が,新たに生まれてきました。
数表に隠れた数を考えることで,一の位や十の位の変化や,数表に隠れた数の変化のきまりにも気付いていくことができた時間となりました。