2023年4月13日木曜日

3がない!

たくさんのシールをホワイトボードに貼ります。前回「3」の学習をしているので,「リンゴが5個ある」のように物と数を対応させた声が聞こえてきました。学びが着実に定着していますね。賢い子どもたちです。


その後,リンゴ・チューリップの数が5,風船・金魚の数が4,ミカンの数が2,車の数が1であることを順に確認していきます。さらに,それらの数詞の書き方を練習します。


今回のシールには仕掛けがあります。子どもたちがどこでそれに気が付くかを待っていました。


子どもから気づきの声が挙がったのは,車の数を確認した後のことです。

「1,2,3,4,5になっている」

「えっ? 3はないよ」

「ミカンと車を合わせたら3ができるよ」

「でも,そうすると1と2がなくなっちゃう」

「ミカンと車をたしたら変だよ」

「ミカンは食べ物で車は食べ物じゃないから合わせたらだめだよ」

「それなら4匹の金魚から1匹とったら3だよ」

「そうすると1匹の金魚がかわいそうだよ」

「金魚がさみしいよ」


1年生でも異種の量をたしてはいけないことを認識できることに,びっくりしました。また,1匹の金魚をどこかに移動させるとかわいそうだという感覚も1年生らしくて素敵ですねえ。


10までの数を学習している段階ですが,自然にたし算や引き算の見方も生まれてきました。すごい1年生集団です!