2023年4月14日金曜日

3が3個ある!

 算数時間の一コマです。〇が9個ある画像を一瞬だけ提示します。

「3はあった?」

私の問い掛けに,「ないよ」と一斉に声があがります。そこで,「3はないね」と私が言うと,「あるよ」「ないよ」「3が3個あったよ」「本当だ」と声が続きます。

そこで,本当に3が3個あったのかを確認します。〇を3個ずつ囲んでいきます。合計3セットあることが分かりました。

するとここで,「まだ他のもあるよ」「4と5がある」と声が続きます。9個の丸の多面的な見方が生まれた瞬間でした。数や形を多面的に見る力は,算数では大切な見方です。その見方は,1年生のこの段階から少しずつ育てていくことが大切ですね。

子どもたちはこの後も,「1と3と5」「4と1と4」「2と3と4」「2と2と2と2と1」「2と2と5」と実に多様な見方を発揮することができました。時間切れでここで終わりましたが,子どもからは「まだある!」という声が続きました。多面的な見方は,子どもの学びの熱を高めますね!

本実践は,「板書シリーズ1年生上」東洋館出版社の教材を参考にしています。