2024年9月20日金曜日

体感で学びを想起する

 朝学習で算数のプリント問題に取り組んでいました。約数・倍数の練習問題です。

ある2人の子ども同士の会話です。

「ねえ,その問題は倍数の問題だよ。約数を書いているよ」

「あれ,倍数って何だったけ?」

「トントンパンてリズムうちをしたでしょ。あれだよ」

「そうかあ。分かった! じゃあ,約数ってなんだったっけ?」

「ビルを作ったじゃん。何階建てのビルが約数だったでしょ」

「そうだった!思い出した。ありがとう」

知識・技能を一方的に学んだだけであれば,このような会話は生まれなかったでしょう。体感を通して倍数・約数を学んだからこそ,そのシチュエーションが倍数・約数の意味を瞬時に想起することにつながったのではないでしょうか。

この子どもの様相から,学びに至るイメージ化をその後の学びの継続性にまで大きく影響することが見えてきます。体感したことは長く記憶にも残ることが分かりますね!