子どもたちに「○と△の関係を式に表そう」と投げかけます。
①1mの値段80円のリボンを買うときの買う長さ○mと代金△円
子どもたちはこの問題文を見ても,最初は問題場面のイメージがつかめずにいました。そんなときに生まれきたのが「表とか図にしたらいいんじゃないの」というアイディアです。
そこで,問題文に沿って表を作成します。その結果,子どもたちにも問題場面のイメージができてきました。イメージができると,式も見えてきます。
子どもからは,次の2つの式が生まれてきました。
△÷○=80
80×○=△
次に,2つ目の問題を提示します。
②1mの重さが2.15㎏のパイプを買うときの買う長さ○mと重さ△㎏
この問題場面に当てはまる式を考えていたいときです。M子が次のように説明をしました。
「さっきの問題の80×○=△と同じで,これも2.15×○=△という式ができます」
1問目と2問目の立式には考え方の共通点があることに気づいた声です。「オナジン」というキャラクターを貼り,共通点に気づいた見方を褒めました。
するとこの手立てが,3問目でも生きてきます。
③1段15㎝の階段の段数○段と高さ△㎝
この問題でも,「最初の問題と同じで,これも15×○=△とできる」と説明が続きました。
算数では共通する部分を見つけていく見方・考え方が大切になります。よき見方が繰り返し生まれてきました。
本題材は,東洋館出版「板書シリーズ5年上」を参考にしています。