2024年5月7日火曜日

式を読解する

ホワイトボードにある立体を提示し,「体積を求めよう」と投げかけます。

多くの子どもたちは,縦に3分割する方法,細長い直方体が9個分という方法で求めました。

飛び出している7番の直方体を5番の上に移動し階段状に変形する子どもがいました。この階段を2つ合わせると直方体ができます。最後にこの体積を半分にします。この方法は1週間前に学習した方法です。既習を活用するよきアイディアです。いずれも式が4本,2本必要です。

最後に,30×30×30という式を提示します。これは1本の式です。式を見た子どもからは,「なんで?」という声が聞こえてきます。もとの立体には,30が2個はあっても3個はないからです。

そこで,この式の意味を読解していきます。飛び出している1番を5番の上に移動します。そうすると欠けていた穴が埋まります。これで直方体に立体が変身し,高さが30㎝になります。これだと1本の式で求められます。ここでも「№14と同じだ」と既習の求め方との共通点に気がつく声が聞こえてきました。ここまで25分の授業でした。