2024年5月9日木曜日

比例はあるかな?

 前回の階段問題を続きです。段数を13段,25段に伸ばした場合の周りの長さを考えました。子どもたちは,いずれも4×13,4×25という4の段のかけ算を使って計算で求めました。この段数まで来ると,図を描いて調べるのはかなり大変な作業になります。

その後,この考え方が「比例」であることを説明します。

「比例」の用語を学んだ子どもたちに,「比例するものはあるかな」と尋ねます。子どもからの声を,一つ一つ確認していきます。

①正方形の1辺の長さと周りの長さ→比例

②ノートのサイズと周りの長さ→比例ではない

③ぼくと兄の年齢→比例ではない

④看板の枚数と重さ→比例

⑤双子の年齢→比例

⑥身長と体重→比例ではない

この他にも,「私とおばあちゃんの年齢」との声も聞こえました。「1歳の時におばあちゃんが60歳。比例したら,2歳になったらおばあちゃんは120歳?」となりありえない状況が発生します。これも比例ではありません。

このように考えると,比例になる場面はあまり多くはないようですね。